毎日忙しく育児と家事をこなしていると本当に子供と一緒になって何かをしてあげたり、子供の発見に気がついてあげたり、一緒に笑ったり遊んだりできている時間が取れていないな、と毎晩反省をしてしまうのですが、この絵本を読むと本当に自分の子供を見ているみたいで、子供のことをもっと見てあげないといけない、もっと一緒に楽しんであげないといけない、そう思いました。
うちの子はまだ幼稚園には行っていませんが、お散歩中にとても嬉しそうに石ころばかりを集めて動かなくなったりします。その時には一緒に石ころを拾ってあげたりするのですが、家に持って帰ると主人が石ころを外に捨てろとうるさく言うので仕方なく捨てないといけない状態で、この絵本を見ていると、どうして集めさせてあげないんだろうとつくづく思ってしまいました。
本当にこのくらいの子ってちょっとした物に興味があって、何もかも目にするものが新鮮で、嬉しくなってしまうんですよね。それを自由に大人がとやかく言わずにやらせてあげることで子供はとっても嬉しい気持ちになるんですよね。
うちではちょっとそんな無邪気で好奇心旺盛で、喜んでいる子供の楽しみを少し台無しにしていたところもあるかも、と思う点がいくつかこの絵本を読んで見つかりました。なので、もっと子供に寄り添ってもっと子供と一緒になって何かを楽しんだり、喜んだりできる気持ちの余裕を持たないといけない、そう思いました。
毎日忙しくて、見逃してしまっていた子供のことに気づかせてくれたそんな素敵な1冊で、とても私の心に響きました。
もっと私も子供のように毎日のちょっとしたことを楽しみ、もっと楽しく明るく生きていけたらいいな、そう思いました。子供がもっともっと愛おしくなり、子供との時間をもっと大切にしたくなる、そんな素晴らしい作品だと思いました。
小さなお子さんをお持ちのすべてのお母さんに、そして毎日を忙しく頑張っているすべてのお母さんたちに、ぜひ読んでもらってもっともっと毎日を楽しく、嬉しく、明るく過ごしてもらいたいな、と思いました。とても素晴らしい1冊なのでお勧めです。