退院したたちさとちゃんは、再びつばさ園に通えるようになりました。
体を自分の思うように動すのが難しいから、歩行器での通園です。
園のみんなが、特にしゅんくんが心配して手伝おうとしますが、ちさとちゃんは断ります。
こくんと頷いて、なんでも自分でやるちさとちゃん。
しゅんくんたちの、彼女を見る目が変わっていきます。
ちさとちゃんは、出来なさそうなことにもひるまず、こくんと頷いて挑戦します。
途中で体が痛くなっても、あきらめません。
最後までやり遂げます。
ちさとちゃんは強い。
手を貸さずに最後まで見守るしゅんくんも、強い。
強い人は、こうやって大人になっていくのですね。
年齢性別に関わらず、全ての方に読んでもらいたい一冊です。