院内学級での読み聞かせ。
こじんまりして静かに聞いてもらえたのですが、自分としては苦戦。
センテンスが長いのと、カタカナ。そして、文章が女性文。何度もつっかえてしまったり読み間違いをしてしまったり読み終えてから反省しきり。
自分の苦手をむき出しにしてしまいました。
とはいえ、話は親としてとても考えさせられる内容でした。
子どもが行方不明になったら親はどうなるのだろうか?
ダンカン夫婦の苦しみ、あきらめ、でも忘れられない子どもへの思いが切々と伝わってきます。
子どもが帰ってきた時、二人の思いは言い尽くせないほどだったでしょう。
この絵本では、シルベスターが帰ってきます。聞いている子どもたちは、ダンカン夫婦のつらさまでは思い至らないかもしれません。
親も、自分の子が行方不明になったら(?)などと思い至らないかと思います。
でも、現実社会では、悲しい事件が後をたちません。
子どもには、自分がいないと親はこれほど悲しいんだということを少し感じて欲しいと思いました。
話は戻りますが、この絵本はあわてず、ゆったりとしみじみと読む本だと思いました。