チェコの作家による童話です。
一緒に暮らしているコブタくんとコヤギさんを主人公にしたお話が5つ入った、童話集です。
絵が「ホネホネさん」シリーズの、にしむらあつこさんで、とてもこのお話に合っています。
この絵が表紙だったから、つい手に取っってしまったというくらい魅力的な挿絵になっています。
お話は、「あんまり暑くて、コブタくんが乾いてクレープになっちゃった?」とか、「セーターを編んだら、自分たちまで編みこんでしまった!」とか、「たくさんクリを焼こうとぎゅうぎゅうに詰め込んだら、ストーブが壊れた!」とか、とても他愛のないものですが、ふたりの楽しい暮らしぶりが窺えます。
欲を言えば、もうひとひねりあるか、もっと作品数が多いと、より楽しかったと思います。