木彫りの小人パンチネロのお話です。このシリーズは、本当に読んでいてとっても穏やかな気持ちにさせてくれます。そして、子どもだけでなく大人のための絵本だと思います。
つくり主の日に、自分をつくってくれたエリに今年は何か特別なことをしたいと考えたパンチネロ。それを、エリに伝えると「私のそばでただいてくれるだけ、うれしいんだよ」と言われますが、何をしようかと考えながら、ウイミック村の他の小人たちの様子を見に行きます。それぞれが自分のが一番の贈り物だと一生懸命です。
当日になっても、パンチネロは特別なことを見つけられずにいましたが、ある大事件がおこって全部がめちゃめちゃになるんですが、その時パンチネロがずっとおもっていた素晴らしい言葉を歌にするのです。
その歌詞が本当にすばらしく、何か特別なことをするのも悪くないのですが、その日の本来持っている意味を深く理解する事が大事なんですよね。なんだか、自分はクリスマスの主旨も分からず大騒ぎしているのを思い出して恥ずかしくなりました。