サンタさんは、おひげが生えたおじいさん。
そんなイメージがあるからか、サンタさんがお父さんという発想がありませんでした!
この絵本は、お父さんがサンタクロースである子どものお話です。
世界中のこどもたちから楽しみにされているサンタさん。でも、クリスマスはプレゼントを届けに行ってしまうから、ぼくは毎年ひとりぼっち。
寂しくて、
「ことしのクリスマスは パパといっしょに いられますように」と、願い事をかけたら…。
この絵本は、
「お父さんがサンタさんだったら、子どもはクリスマスの日は寂しいよね。一緒に過ごしたいよね。
」という共感と、「パパのお仕事って大変なんだ!やっぱりパパはすごいんだ!」という尊敬とが、詰まっています。
冬に持ってこいのクリスマス絵本ですが、
年の終わりに、いつも働いてくれているお父さんに「ありがとう」と言いたくなるような絵本でもあります。
2歳の子どもが大変気に入っており、読み終わるとホッと安心するような満足感がある絵本のようです。