浜田 広介さんの童話を絵本にしたものです。
描いてくれているのは、、モンゴルの絵本作家バーサンスレン・ボロルマーさんです。
愛嬌なある親しみやすい絵柄です。
「トヤのひっこし」や「ゴナンとかいぶつ」、それに紙芝居では私の大好きな「とんなまおおかみとかしこいうま」を描いています。
浜田さんの文はとても優しく丁寧で、回りくどい説明はないので、物語全体の流れが良く、読みやすいです。
とても短いお話ですが、髪を切ってもらっているのに、耳がうごいて困ってしまううさぎの様子が見ていて楽しいです。
物語になれているお子さんなら、4,5歳くらいから十分楽しめます。
絵もはっきりしていて遠目がきいますので、読み聞かせにもお薦めです。