原題は、The Mouse Goes Down The Streamで、1969年のイギリスの作品です。
日本題にあるとおり、ねずみのチムが、かえるのウィリーを助けに行こうとする冒険活劇で、思いのほか楽しめたというのが実感です。
特に、川をイカダで下るのですが、その道程が結構スリリングです。
クライマックスの救出場面は、手に汗握るもので、良く絵本なのに、読者の心を掴んだものだと感心したくらいです。
小学校1年の次男も、このシーンが一番楽しかったようです。
善と悪の図式も見事だし、絵もとても細かく描いているので思わず冒険に引きずり込まれてしまいますよ。
冒険好きなお子様にはピッタリの絵本で、幼稚園の年少さんでも何とかついてこれると思います。