今年の誕生日に贈った絵本。
本の中では、日野原先生が95歳、命の授業を受ける子どもたちは10歳です。
娘も、この秋、9歳になりました。
馴染みのある村上康成さんの絵に親しみを感じながら読み進めていくと、まるで教室にいる生徒の1人のように、ぐいぐいと授業の内容に引き込まれていきました。
次第に、いのちの根源へと近づいていく授業。
先生が黒板に引いた真っ白な線が、心の中でどんどん太くなっていきます。
命の線・・・この線のように、100歳までも続くように、長く、太く、まっすぐに伸びていってほしいな、と心から願いました。
「いのちは、きみたちがもっている時間だといえますね」
先生の言葉が胸に響きます。
まだまだ始まったばかりの時間の旅。
これから先どんなことがあろうと、ずっと時間を刻み続けていってほしい・・・
ずっとずっと遠くのゴールまで。