この絵本は
「マラソン選手になりたい」こういちくんが主人公です。
こういちくんの家の近くには、走る練習にちょうどいい大きさの公園があるようです。
この作品の中には、こういちくん以外に走っている人がたくさん描かれていました。思いながら読みました。
公園内にバイクで入り込む乱暴な青年と「走り対決」しちゃうおじいさん。かっこよかったです。
西本鶏介さんの文章なので、流れがとてもスムーズで読みやすかったです。
背景には山が描かれています。もしかしたら、箱根駅伝で使われるルートの近くの町の風景なのかもしれないと
福田岩緒さんは紙芝居で「おかあさんまだかな(五山賞作品)」とか、「のーびたのびた」を描いているので、「あ、知ってる」と思われる読み聞かせの方も多いのではないでしょうか。
表現の仕方がシンプルで、私はとても好きです。
冬の駅伝など多い時期にいかがでしょうか。