読み聞かせの講習会で、友人が6年生の朝読書の例として実演した中の一冊です。
あざらしの子どもが生まれてから、ひとり立ちするまでを描いた作品なので、小学校を卒業し、新しい場所へと巣立つ6年生にはなむけとしてこの本を選んだということです。
手島圭三郎さんの本は、初めてだったのですが、その力強い版画に魅せられてしまいました。
簡潔な文章ですし、遠目もよく効くので、教室での読み聞かせに適した一冊だと思います。
私が気に入って借りてみたのですが、読む前に子どもたちはどこかに行ってしまったので、ほんの少し興味を示した夫を捕まえて、読み聞かせしました。
「なかなかいいじゃない」という評でしたが、子どもにも是非読んでみたい作品です。