この絵本を読んでいると、どうしてもバックミュージックで井上陽水さんの「少年時代」が流れてしまいます。
この作品で唯一気になったのは、昭和の30年から40年頃を感じさせる背景なのに、なぜか全体がすごくクリアーに描かれていて、まるでアニメーションを見せられているようなイメージがあって、違和感がありました。
そこ以外は少年たちの夏の日の思い出として、見応えがありました。
特に、夕日を背に受けてみんなで帰っていくページがよかったです。
背景にさりげなく描かれているよろず屋(今のスーパーやコンビニみたいなお店)には、「氷」のぼり、昔ながらのアイスストッカー、小袋に入れられて、張り付けてある子ども向けのおかしやおもちゃなど、
いろいろ見ていて楽しかったです。