赤羽末吉さんのまだ読んでない本ということで探していたら出て来ました。
文は「ふしぎなたけのこ」などの作品がある松野正子さん。
民話調のお話で、生まれてからずっと泣き通しのなきたろうの豪快な泣きっぷりがよく出ていると思いました。
その鳴き声で牛がおびえたり稲が枯れたりと言われるほどなので、相当にすごいものなんですね。
ただ、弱虫というわけではなく強くなりたいと心に秘めているところに好感をもちました。
果たしてなきたろうは強くなれるのか?
絵と共にストーリーにも引き込まれました。
民話調のお話に赤羽さんの絵がマッチしていると思いました。