題名の意味もよくわからないまま読み進めて、刀のつばが金であることがわかりました。
長崎しかもキリスト教弾圧の時代のことということで、これまでに読んだことがない昔話だと思いました。
新しい宗教とそれを弾圧する動き、歴史的な背景も見えてきました。
迫害を受けながらも戦わずして生き延びようとする力強さ、精神力を感じる昔話だと思いました。
『ももたろう』『かちかちやま』のような定番の昔話から、
あまり知られていない昔話まで、赤羽さんの絵本の世界が広範囲にわたっていたことが今回わかりました。
探してみると「ああこれも赤羽さんだった」という作品があるかもしれませんね。