単純なお話だと思ったら、何と科学も学べる絵本でした。
何処か「生命の歴史」に通じるところがあって、大変興味深く読めました。
古生代に生まれたオウムガイとそれに派生して生まれたアンモナイトのお話ですが、どうしてオウムガイが今でも生き続けることが出来たのか、初めて分かりました。
初めは、絵のタッチに抵抗があったのですが、慣れるにつれて憎めない温かみのあるタッチだと思えてきます。
最後の頁には、せっかちな人間への警鐘も書かれているのですが、オウムガイの話を理解した後だと、頷けてしまいました。
こんな科学の本がシリーズになったら、子供も大好きになること請け合いです。
ぜひ、子供と一緒にアンモナイトとオウムガイを学んで欲しい、大人でも十分楽しめる絵本です。