丸くなって眠ることから「まるいぬ」と呼ばれている2匹の犬たち。お庭でかけまわったり、穴を掘っては怒られたり。何気ない2匹の犬の日常を、まんまるとした登場人物でまとめ上げた絵本です。「しかく」「まる」を強調して描いてあるので「かたち」を認識し始めた赤ちゃん世代のお子様をお持ちの方に好まれるのではないでしょうか。
おひさま のぼって
とけいが なって
あかちゃん ないて
とりが うたう
リズムが軽快なので気軽に読ませてくれます。特に上記ではそれぞれに丸いものを並べて取り上げてあるので「まる」のイメージがつかめるよう配慮してあるページが気に入りました。
ヤッカリーノの画はフランソワーズの描く絵のタッチと似ている感じがして、レトロだけれどさっぱりしていて見易かったです。
ひらがな表記です。まるいぬや家族が出てくるたびに「これは何しているのかな?」と質問形式で読み進めると子供には楽しいと思います。「おやすみなさい」でお話が結ばれているので、おねんね前が良いかな。