女の子向けの可愛らしいナンセンス絵本です。
長新太さんなんかのナンセンスさとは違った斬新さがあって、楽しいです。
しいていうと、表紙絵のインパクトがちょっと薄いかな?
中身の面白さがこの表紙だとあんまり伝わってこないので、本屋さんや図書館の棚にちょこんとおいてあるだけでは子どもたちの手に渡らないんじゃないかな?って、気がしました。(ちょっと残念です)
文章は的確に必要なコトバしか使われていないので、想像力が広がります。
1ページ1ページめくるのがとても楽しい作品です。
このお話ではお花もたくさん出てくるし、全体的に黄色が多く使われているので、明るい春の4月から5月くらいに読むことをお薦めしたいです。
と、なるとこの時期、『母のイベント』がありますよね?
“母の日”の辺りに読んで見たら面白いかもです。
よく見たらこのこのお話のお母さんってば、スカート姿にサンダル履きでダイビングしちゃうという、とってもアクティブで楽しいお母さんですから、この本をお子さんに読んであげながら自分の(お母さん自身の)面白さを一緒にアピールできたら、お子さんとワクワク楽しいひと時を過ごせそうです。