娘が図書館でこの絵本を読んでいました。金文字で書かれた「おぞましいりゅう」
の文字に「これは面白そう!」と思わず自分が読みたくなって、借りました。
美しいお城、竜と騎士、剣と魔法。いかにも、なヨーロッパのファンタジー
なのですが、竜の正体と姫と王子の関係が、よくある昔話とは違ったので、
とても壮大な物語のように感じました。
ストーリーはキチッとした昔話なので、絵の中にいつものいたずらなんかは
ないけれど、鼻先だけ描かれた竜が、町の恐怖心を表していたり。
ウィーズナーらしい巧みな絵を見て、嬉しくなりました。
扉の竜の絵は、「おぞましい」からはほど遠いかわいらしい竜で、
タイトルから、少し怖いかと思っていたので、安心して読めました♪