まず題名を読んで即座に、「え〜っ、(天気に)ぶたなんてないよ!」と言いながら、期待感いっぱいで座っている娘。
ページをめくり始めると、想像以上の突飛さに、笑うことも忘れ、真顔で聞き入っています。そして、所々で、目を大きく見開き、声も出さずに私の顔を見つめます。
可笑しいような、恐ろしいような・・・といった感じでしょうか。
本当に奇想天外なお話に、親も子どももただただ呆気にとられている間に、物語がどんどん先に進んでいってしまいます。
でも、あとがきの「あしたの日記を書こう」を読んで、感動!
「ばかなこと」が、本当はどんなに素晴らしいかということが理屈なしに伝わってきました。何か大発明をした人も、大きなことを成し遂げた人も、みんなはじめは「ばかなことをいって」と笑われたんだ、ということを忘れないでいたいな、と思います。