主人公はおおかみのルル。
おおかみといっても、この絵本では怖い動物としては描かれていません。
ルルは、クリスマスをとってもとっても楽しみにしています。
とにかく、待ちきれないんです。
すべてを早く早く済ませちゃいたいんです。
なぜって。。。早くサンタさんに来て欲しいから!!
小さな子どもは、みんなそうかもしれませんね(笑)。
クリスマスイブの日には、クリスマスの飾り付けをして、ごちそうを食べて、そして眠ったら・・・サンタさんが来る!!
大人の事情としては、子どもがこれらの行事を全部早く済ませて早々と眠ったからといって、宵の口からサンタさんに登場願うわけにはいかないってことは直ぐにわかるんですけどね。
(だって同じ家に居る子供はルルだけじゃないんですもの!)
でも、小さい子にはそんな理屈は通用しませんよね。
そんな先走りすぎのルルは、そのおかげでしっぺ返しをくらうことに。
がっかりしながら翌朝目覚めたルルは・・・??
子ども達がみんな一度は考えそうなことをやってしまったルル。
この本を読む子ども達は、きっとルルにたっぷり共感できることと思います。
子ども達の夢を壊さないように考えられたラストもよかったです。
クリスマス気分を盛り上げる、可愛い絵本です。