ヨーロッパの有名な昔話をポール・ガルトンが倖絵本にした作品です。
原作の方は1976年に出ているようです。晩年のポール・ガルトンの作品に比べると、まだあまり個性が出ていない気がします。
お粥の中をかき分け、娘を探しに行ったお母さんが、なかなかウケます。
お話自体はとても有名で、絵本より、むしろ昔話の語りとして知っている人も多いと思います。
ともかく、原作自体がとても面白いので、幼稚園くらいのお子さんから小学校高学年くらいまで、十分楽しめます。
この本は「えほん・ドリームランド」という岩崎書店のシリーズものでしたが、今は絶版しているので、読みたい人は図書館などをご利用ください。