たまご好きの王様が散歩の途中、間違って鶏小屋の鍵を開け、鶏が逃げ出し一大事に。さっそく犯人探しが始まります。犯人は王様なのに!
…スリルのあるストーリーと、愉快なことばの数々。今でも、幼い頃あるセリフにくるといつも、おかしくておかしくて声をたてて笑ったのを覚えています。長新太さんの絵も大胆で愉快。たまごの形が忘れられません。最近小さなたまごが一つ冷蔵庫に入っているのをみつけてハッとしました。「これは、おしゃべりのたまごやきのたまごだ!」
一人で興奮して、母親に聞いたら、「あ〜そうだねぇ!」と返答が。想像力をかきたてられるとても印象的な本です。少し長めなので、年中さんくらいからがいいと思います。