まず、タイトルからしてイイです。
『もこ もこもこ』
の最初の『こ』が、すこーしだけ上がっているのです。
なので自然と、
もこ↑ もこもこ というイントネーションで読むことになるのですが、
そのイントネーションがなんだか不思議な感じで、
読んでいるこちらが楽しくなってしまいます。
大人がそんな調子なので、
もちろん子どもは大うけも大うけ。
表紙から笑っています(今日、ウヘヘと笑いました。ウヘヘって。笑)。
ちなみにウチの子は『ぽろり』の場面でもかなり笑います。
谷川さんも元永さんも、
どちらの作家さんの絵本も大好きなので、
そのコンビ作品となればヒット間違いなしとは思っていましたが、
親子揃ってお気に入りしてしまいました。
大判の絵本の端から端まで、
思い切り不思議で、きれいで、素敵な絵本です。
元永さんの絵は意味とかはよくわからないのですが、
色のコントラストもとても綺麗。
背景の空の色とかも(空なのかどうなのかも怪しいのですが笑)、
じーーーっと見ていると、
落ち着いた気持ちになります。
「意味なんて、いらんなぁー、でも面白いなぁ、綺麗だなー」
と思える絵本も、
時には心休まっていいですよね。
私は絵本の好みが偏っていたので、
子どもが生まれてなかったら出会えなかった絵本でした。
子どもに感謝!