初版1972年と古い絵本ですが、子どものとも傑作集としてハードブックで出版されたものです。
山奥に住むふうこは、峠のバスの停留所から家まで遠いのですが、ひとりで行っています。その道中におなかがすくからと、あけびやきのこや山ぶどうを見つけて食べようとするのですが、かぜのおまつりがあるから、北風こぞうやきりこぞうが来るから取らないでとお願いされます。その子たちとお友だちになりたいふうこは、とらずに置いておくのです。しかし、ちょっと喉がかわいたからと山ブドウを1房食べてしまうと、きりこぞうがきてしまいます。
とても、躍動感のある絵と4ページにわたる文字はないけど、かぜのおまつりの様子がとっても丁寧に描かれていて、兄は真剣に読んでいました。この絵本は、親の私のほうが大好きです。