個性的なキャラクター、まめうしくん。
まめつぶほどの小さい子牛なのですが、その造形に躊躇して、
実はこのシリーズははじめて。
でも、春らしいタイトルと表紙に、思わず手に取ってしまいました。
春の気配が感じられる頃、まめうしくんはまめじいから「春のにおい」の事を聞くのです。
早速、探してみるまめうしくん。
その展開が愉快です。
桜の花に「木が全部桃色になっている!」と叫ぶシーンは、その感性に感心してしまいました。
後半はなんと、高度な春。
なるほど、淡い恋模様とは、まさしく春です。
画面に溢れる桃色の情景が素敵です。
ラストは何とも余韻が残ります。
どうやら、複雑な交友関係があるみたいですね。
まだ読んでいないシリーズのエピソードが気になります。