赤いりんごのみがなっている木を見上げているねずみくん。
そこへ、鳥がやってきて、りんごをひとつとりました。
ぼくにも、つばさがあったらなあ。
今度は、さるくんがやってきて、りんごをひとつとりました。
ぼくも、きのぼりができたらなあ。
その後も、次々に動物がやってきて、りんごをとっていきます。
そのたびに、ねずみくんは、こんな風にできたらいいのにと、ないものねだり…
その時の表情、仕草は、面白くてたまりません。
さてさて、ねずみくんは、りんごを食べることができるのでしょうか。
それぞれの動物の特徴をよく捉え、いつものくり返しのパターンのなかで、子どもたちも、あれこれ予想をして、喜んだり、はずれてがっかりしたり、いろいろな反応を楽しむことができると思います。
優しい色遣いも、ちょっぴり、心癒される素材になっています。