相撲というと、やはりスポットライトを浴びるのは力士なのですが、この本では、呼び出しさんの仕事について紹介する内容になっています。
呼び出しさんというと「力士のお世話をする」というくらいの漠然としたことしか知りませんでしたが、実に様々な仕事があるのですね。
中でも土俵を作るのも呼び出しさんだというのは初めて知りました。
力士もそうですが、呼び出しさんの修行も、地味で、地道。
だから、ラストで主人公のぼくが、お客さんや横綱から誉められたシーンを見て、地道な努力を重ねる姿は、きっと誰かが見ていてくれるのだなぁと、思わずジーンとしてしまいました。