「おばけ」が好きな息子にと選んだ1冊。
文字も少ないし、息子にはちょっと幼稚だったかなと思ったのですが、
恐怖心をそそる絵に、暗闇が怖いという子供の心理を付いた内容が
とてもおもしろおかしく、楽しく読ませてもらいました。
ある晩、押入れにいる”あいつ”と決着をつけようと決めた男の子。
見た目に寄らない泣き虫おばけに、思わず笑ってしまいます。
息子も、ニヤニヤしながら最後まで聞き入っていました。
子供の想像するおばけのイメージって、まさにこんな感じですよね。
この絵本を読めば、暗闇にいるお化けなんてこんなもんだよ!って
思えて、暗闇もへっちゃらになると思います。
個人的に、子供らしい服装のわりに、すごくリアルで険しい表情の
男の子の顔と体のギャップがおかしくて、息子と一緒に笑わせて
もらいました。でも、男の子がそれだけ真剣だってことですよね。
絵でもストーリーでも楽しめる、素敵な一冊だと思います。