前々からすごく気になってはいました。
なかなか機会が無くて図書館から借りることも出来ずにいたのだけれど絵本NAVIさんの特集を見ていたら これはどうやらクリスマス絵本でもあるらしい。
自分のために何か1冊欲しいな・・・と思っていた私はついつい衝動買いしてしまいました^^;
クリスマスにぼうやに贈られたビロードのうさぎ。
始めは可愛がられていたけれど 他のおもちゃの目新しさに
見向きもされなくなる。
でもある日を境に 数あるおもちゃの中から
ぼうやのとっておきになったビロードのうさぎ。
大事にされる幸せを噛み締めながら坊やとの日々を楽しんでいたけれど
あるとき ぼうやが病気になってしまいます。
古びたビロードのうさぎは寄り添おうとするのだけれど
病気のぼうやには似つかわしくないと廃棄される危機にさらされてしまうのです。
よくぞ我が家に来てくれた!としみじみ思った絵本です。
ぼうやにとっての“ほんもの”になることを求めるビロードのうさぎの様子が なんだか人間の人生にも当てはまるような気がして深いな〜と感じます。
子どもと読んでも楽しいけれど(年長くらいからかな?)
大人向けでもあるかなあーと。
一人で読むとなんだかしっとりと心に沁みてくるようなお話で癒されます