ビロードのうさぎは、ぼうやに可愛がられていつも一緒にいてもらって本当に幸せだったと思いました。ぼうやが、病気になってうんざりするほど長い時が過ぎて熱が下がって静養のために海辺で暮らすことになり、部屋は全部消毒して、ぼうやが触った本や玩具は、みんな焼いてしまうことになりました。子ども部屋の妖精が現れて本物のうさぎになってぼうやと再会がありました。坊やの再会の言葉が、「どうしてかしら あの うさぎ。そっくりだよ、病気のときに無くしてしまった僕のあの ふるいうさぎに・・・・・・・・」
とても切ないですが、ビロードうさぎが、野うさぎになって、傍にはもう一匹の寄り添ううさぎがいたから、きっと幸せに暮らしていると思いました。もし、真ん中に可愛いこうさぎも描かれていたなら、ほっとしただろうなあと思いました。