つくしと言えばこの本でしょう!というぐらいよく描かれていました。
今まで「あっ、つくしだ!」のノリでしか摘んだことのない娘でしたが、この春はあらかじめ目星をつけていた場所へ何度も足を運んで「まだかなまだかな」と待って摘み、食べました。
偶然借りてあったものを、自分から読んでいました。今まで借りても誘っても何しても興味なかったのに。
どうしてお母さんがつくしの生える場所がわかっていたのか、一本見つかったら他にもあると言ったのか、疑問が解けたようです。
とはいえ、私も小学生の頃からずっと!不思議だった土中の様子が描かれていて、童心に返って読みふけりました。
スギナは、胞子が飛んだ後のつくしが変身したものだと思っていました。どうりでつくしとスギナの形が繋がらなかったわけだ。
ちゃんと食べ方も書いてあったのがいいですね。うちではこれしたね!と、最後まで楽しかったです。
甲斐信枝さんの土中へのこだわりは、子供心を残す私には魅力的でたまりません。「ねっこ」同様、ワクワクしながら眺めました。