『あかり』、『ひだまり』のコンビによる作品。
同じ光をめぐる物語ですが、また違った視点から考えさせてくれます。
木陰に群生する草花たちのつぶやきを描きます。
それぞれに与えられるのは、こもれびの気まぐれな日照。
動けないからこそ、ただ、与えられる立場なのですが、
そのとらえ方が以外にも様々なことに気づかされます。
日頃の何気ないことの評価は、意外にも、自身の考え方次第、ということでしょうか。
不満か幸せか、心の持ちようかもしれませんね。
小学校高学年くらいから大人まで、不安の時代だからこそ、考えたい作品だと思います。