表紙には丸い穴が開いていて、その中にビーズが入っています。
それはまるでラトルのようで、お子さんの気持ちを惹き付けます。
少し揺らせば心地よい音がするこのラトルは、最後のページまでくり抜かれています。
最初のページは、ゾウのページ。
描かれているゾウが鼻で揺らすと、しゃかしゃかと鳴ります。
次のページは、海の中。
波をざぶんざぶんすると、しゃらんしゃらんと鳴ります。
その次はおばけで、そのまた次は、あめだまです。
ページごとに音の表現が異なっていて、その音を、一つのラトルが担います。
誰でも知っているような生き物や物でお子さんを惹き付け、ラトルのビーズで喜ばせます。
何度読んでも喜んでもらえそうな、楽しい絵本です。