クリスマスに祖父母からのプレゼントでした。私も子供のころに母に何度も読んでもらっていた本で、なつかしく思い出しました。当時の感想は純粋におおかみを退治できてよかった。というところでしたが、ひねくれてしまった今となっては逆襲が心配です。でもそれではグリム童話の夢のような世界から離れてしまうので・・・。
子ヤギたちのお母さん大好きな様子がいもとようこさんの絵の柔らかい雰囲気にすごくあっていてほのぼのとしてあたたかいと思いました。そして、お母さんだっておおかみに近づくなんてこわいはず。でもこやぎたちのために何のためらいもなく立ち向かう勇気。やっぱり今も昔も母は強いことに変わりはないと思いました。
娘はいつも途中で絵を見ていろいろ質問してきたり、なかなかじっくりと最後まで見ていることが少ないですが、この本を見ているときは感情を体で表現しながら(おおかみが出てきたらしがみついて来たり)じっくり見ていました。それだけひきつける力があるなんて長く語り継がれているお話ならではだと思いました。