お母さんのお腹の中にいるかばの赤ちゃんの声で始まるこの絵本。
ああ、そうなんだ!
赤ちゃんは、みんな、こうやって、優しいお母さんのお腹の中で幸せな気持ちに浸りながら、生まれ出るその時を待ってるんだ。
たしろさんのリアルでありながら優しくてあったかい絵と、
どっこん どっこん
ゆうらり ゆらり
・・・などの、擬音語のリズムがマッチして、最初から最後まで、幸福感でいっぱいになる絵本です!
自分が3人の子の母親になった、あの瞬間が、蘇ってきて、じ〜んとなります。
こんな風に、生まれてきた子どもたちを、大切に育てるのが親の役目だよね。
もうこれ以上、親が子を、子が親を殺してしまうなどという、悲惨なニュースが起こりませんように。