この絵本、実に60年以上も読み続けられているロングセラーなんですね。知らなかった...
この絵本は、パリの寄宿学校で暮らすクラベル先生と12人の生徒のお話です。
主人公のマドレーヌは、12人の生徒の中でも、1番おちびさんで、でも、ねずみなんかこわくもないし、動物園のトラもへっちゃら、冬が好きで、スキーもスケートも得意、元気な女の子です。
ところが、ある日の真夜中に、マドレーヌが、盲腸炎になり、すぐ手術、マドレーヌは入院することになりました。
寄宿学校の生徒たちが、マドレーヌのお見舞いに行くと、病室には、おもちゃにお人形の家にキャンディーに、たくさんのお見舞いの品。
そして、マドレーヌが自信満々見せてくれた、おなかに出来た盲腸の手術の傷に、みんなは羨望の目をむけるのでした。
この絵本、はじめて読んだ時は、たんたんと書かれているせいか、それほど、よかったぁ〜というような感じは受けない本でした。(失礼な話ですが...)
でも、読めば読むほど、味が出てくるというのかな、子供は気にいっているみたいです。
これ、パリのお話なんだけど、絵本の中に、パリの風景がたくさん出てくるんですね。
エッフェル塔とか、オペラ座、ルーブル美術館など。
私、パリに詳しくないので、そのへんはよくわからないけど、確かにヨーロッパ的な風景も楽しめます。