お話しは、ご存じの方多いと思いますが
お話しにうまくマッチした挿絵が地獄の様子をうまく表してます。
藤川さんの挿絵は、登場人物の表情をお話しにそってうまく
描かれてるところが好きで、よく読んでいます。
表紙からも地獄の苦しくも厳しい生活に疲れ果てた
カンダタの様子がうかがえると思います。
血の池の罪人達の表情も、みな疲れ果て、
この世に望みなどもう無い。と言った感じの表情を浮かべています。
ところが、お釈迦様の世界はどうでしょう?
はすの花が一面に広がり、花の香りやキラキラ輝く景色が
目に浮かんできそう。
この対比する挿絵がこの絵本の魅力なんでしょう。