本の作りからして、大人たちへの息抜きの絵本という印象を受けました。薄くて小さめのペーパーバックのようなサイズです。
谷川さんの作る「しりとり」は日本語だけにとどまらず、英語も出てきましたし、使っている言葉も普段あまり利かないものであったり、あえて難しい漢字で表記していたりしました。
和田さんの絵もいつになくこのジャンルの表現方法を楽しんで描かれているのかな?と、想像しながらみました。
特に、村役場→BUTTERFLY(バタフリィ)→石→死→芝居 ……と、続くあたりはブラック・ユーモアが効いていていいなぁと、思いました。