この世界では
たいようがオルガンを弾くと朝がくるようです。
たいようオルガンに見守られてゾウバスが走る様子を
追っていく絵本。
途中、天候やトンネル、海の上、そして日没など変化はありますが
それだけです。
それでも読んでいるうちに自分もゾウバスに乗り込み、
その景色を堪能しているような気分になります。
日没を読む頃には、その語りや流れにもどっぷり浸かって
しずかなつきオルガンに耳を澄ましてしまいます。
なんといっても絵が素晴らしいです。
荒井さんの独特な力に溢れた画面からは
この世界への愛を感じます。
私もお日様が大好きで、お日様があると、一日それだけで嬉しいのです。
だからか、この絵本は一度読んで、大好きになりました。
5歳の娘はわからないと言って途中で聞くのを放り出しちゃいました。
荒井さんの絵本はいまのところ、ママ専用のようです。