教科書にも載っている有名なお話ですね。昔モンゴルに貧しい馬飼いの少年スーホがいました。ある日、白い親馬のいない子馬を拾い連れて帰ってきました。 スーホは愛情深く育てて、白馬との絆を深めますが、競馬に出場し優勝すると、殿様に横取りされてしまいました。 でも、白馬は殿様を蹴り上げスーホの元に帰ろうとします。 矢を打たれて血だらけとなりながらも、帰り着き翌日に死んでしまいます。死を悲しむスーホの前に『私の骨と皮で楽器つくって、そしたらずっと一緒だよ』 と白馬の言うとおりに楽器を作りました。それが馬頭琴という楽器の由来だったのですね。王様に理不尽な扱いをされた悲しいお話ではありますが、一方で人間と馬との絆を描いた名作でもあります。4歳の娘には全てを理解するのは難しかったと思いますが、ずっと大切に読んでいきたいお話です。