ちょっと難しいかな…と思いながらも、初めて読んであげたのが3年前。動物好きの息子だったからそうなのかもしれませんが、スーホの気持ちをそのまま受け止めてくれました。白馬が傷付く場面は、特に心に強く響くものがあったようです。横長絵本という版型が、モンゴルの雄大な草原を表すのにピッタリ。水彩画(日本画?)のイラストがお話の背景を効果的に演出していて、絵の好きなわたしにとり、とても勉強になる絵本です。
何年か前、機会があって日本人中学生たちと馬頭琴のことを話し、この作品について触れると皆よく覚えていました。モンゴルという国を学ぶ機会も与えてくれる名作絵本です。