年長の娘が表紙の山猫に惹かれたようで、図書館で選んできました。
あらすじは娘も以前テレビ番組で見たことがあったので知っていましたが、絵本で読むのは初めてです。
“MIKI HOUSE”の絵本、ということで子供向けにかみ砕いてあるのかなと思ったら、しっかりと内容は宮沢賢治のストーリーそのままです。
幼稚園の子供にとっては単語の意味が分からなかったり、表現が難しいところもありますが、私がフォローしながら読みました。
(大人でもちょっとあれ・・・?と思う単語もありましたが、巻末に言葉の意味が書いてあったので助かりました)
表紙も含めてとにかくイラストのインパクトがすごいです。
娘も私も次はどんな絵が出てくるのかわくわくしながら一気に読みました。
山猫はものすごい迫力があるし、どんぐり達ががやがや言うところは本の中から本当にがやがやがやがや聞こえてきそうで、思わず「うるさーい!」と言いたくなってしまいました。
宮沢賢治の作品は難しいなと感じるものも多いですが、こちらはそんな絵もあって子供でも理解しやすく楽しめたようです。
余談ですが、ちょうど幼稚園の背の順で母親達が「どんぐりの背比べだね」と話していたので、娘はどういうことか分かったようです。