古典的な童話には難しい言い回しやことばがたくさんですが
こちらのお話しはわりと分かりやすく書かれています。
挿絵も田島征三さんの担当とあって、ダイナミックで
自然界ののどかな雰囲気も感じられたりします。
さて、お話しですが
宮沢賢治さんお作品の感想には娘が大ファンだと言うことを
必ずっていうほど書き込んでますが
こちらは、今まで読んだ作品に比べると、とても子供の世界に近く親しみさえも感じたようです。
娘の目に止まったのは“どんぐり裁判”どんなじゃ?って私たちも思いますね?
それから何かしらとてもワクワクしてきますね☆〜(ゝ∂)
そのワクワク感を一郎くん(多分娘の年齢と変わらないかな?)のもとに届いた
おかしなはがき。そのはがきは山猫裁判長からのはがきらしく
「めんどうな裁判しますから・・・」なんて書かれてるのです。
ね?その先をどんどん読んでみたくなっちゃうでしょう?
どんぐり裁判って?山猫裁判長って?面倒な裁判って??
そんな一郎君を通して、子供目線たっぷりに描かれたこのお話しに
娘も吸い込まれるようにして一気に読んでしまいました。
裁判での一郎くんが思いついた判決もユーモアがあって
笑っちゃいました (^◇^)
でも、そのユーモアな判決にもいろんなメッセージが込められてるようで娘も感心してました。
読後に、「やっぱり賢治さんってすごい作品書いてるな〜」
なんておませなこと言ってましたね〜
でも、幻想的な物から子供目線に寄り添える作品まで
幅広い感性が宮沢賢治さんの魅力であり、人気の秘密なんでしょうね!
ますます集めてみたい!宮沢賢治作品♪って思いました。