最初の表紙の絵から、なにか独特な雰囲気にひきつけられました。人間の住む町なんだけど、魚のような別の生物が運転してる電車が通っていて。おもしろい絵だなあと思いながらとびらを開きます。
たこくんが見た町は、お祭りでにぎわっています。そのお祭りも昔ながらの伝統を感じるお祭りで、見ていて懐かしくなりました。にぎわうなかにいるたこくんがやや異様でしたが。
人間の楽しんでいるお祭りのようすも愛着を感じましたが、たこくんの住む海中の町がこれまたすてきでしたね。想像力をふくらませて、自分も海の中を散策してみました。たこくんに誘われてやってきたかのように、あたりをきょろきょろ。興味津々になってしまいました。にしむらさんの描く町並みは、楽しんです。いろんな童話がインスピレーションされています。そのページだけ開いて、子どもと見物するのも楽しかったです。