絵本で初めて登場したアンパンマンでしょうか。初版が1976年です。かなりギャップが大きくておかしい。アンパンマンがスラっとしてたり、完全に顔を食べられてなくなってるのに飛んでたり、ジャムおじさん(名前はまだない)がパイプをくわえてたり・・・。
最初に顔が半分まで食べられて目が片方だけになったのに、次のページでは目が両方あって、子供たちがなんでだと大騒ぎでした。
最後に、やなせたかしさんがあんぱんまんを描いた理由が書かれています。他のヒーローものと違うあんぱんまん、そこには、飢えている人を救うために自己犠牲をはらうという本物の正義があったんですね。今のアンパンマンからは、あまり想像できない誕生秘話に感動しました。それから30年近く愛されているアンパンマン、その勇気は間違いなく本物だからですね。