ナビのレビューにこの本が出てくるのを待っていました!
とても好きな本で、学校の読み聞かせボランティアで本を購入した時も、高学年用にこの本を選びました。
実際には、長い本なので、朝読書の時間内に納まらず、読み聞かせたことはないのですが、お楽しみ会などの機会があれば、是非読んでみたいと狙っています。
お話の展開がとてもしっかりしていますし、登場人物の心の動きもとても丁寧に描いてあります。
題名からして、三吉はきつねではないかと想像がつきます(本当のところは、きつねかどうか不明)が、それをめぐるハラハラドキドキがあり、しっとりとした愛情ありで、読んでいて気持ちが揺さぶられます。
そして、一件落着してめでたしめでたしとほっとしたその直後に、なんとも小気味いいどんでん返しが待っています。
やられたっという、ある種清々しい気持ちになってしまいます。
本当に、この佐藤さとる・村上勉コンビの作品は、あなどれません。