じいちゃん・ばあちゃんっ子の私には、じいちゃんに、諭すような深くて強くて暖かい声で「自分で自分を弱虫だなんて思うな」と言われた気がして、そのひと言に泣けた。
「自分で自分を○○だ」なんて決め付けるなんて事はしなくていいよね。たとえ、じさまが元気になったあと、豆太がまた1人でショウベンに行けなくなったからって、豆太が弱虫だなんて絶対思えない。
自分の小学校の教科書に載っていて、挿絵だけだったので、絵本の全ての絵を見たわけではないのに、とても怖かった記憶があった。斎藤隆介・滝平二郎コンビの他の作品は持っているのにモチモチの木だけは、なんとなく敬遠していた。久しぶりに手にとってみて、こんなによい作品だったんだ…と感じています。