子供の頃、お隣の家にあったけど、絵の雰囲気が怖くて、あまり手にとった覚えがない本、古本屋さんで新品同様のが500円で売られてました〜。(これだから、古本屋さん巡りは止められない!笑)
「読んでほしい本持っておいで」と言ったら、迷わず長男が持ってきました。(いつも、さんざん迷うのに〜)どうやら、3年生の国語の教科書に載っていて、もうすぐ習うらしいのだけど、その前に、気になって時々見ていたようです。
ひとりでおしっこにいけない5才の豆太(そりゃあ、外のトイレなんて、私だって怖いよ〜)は、いつもじさまについてきてもらっておしっこをするのですが、ある夜(そう、モチモチの木にひがともる霜月二十日のうしみつ)、じさまが腹痛で倒れ、豆太は医者を呼びに走ります。
人間、いざという時には強くなれるものですね。大切な人を救うために出した豆太の勇気と、じさまの強くて優しい愛情にほろっとなります。
子供の頃は苦手だった、滝平二郎さんの切り絵も、今見るとうっとりするくらい美しいです。