中川ひろたかさんというと、ピーマン村シリーズの本が有名ですが、私が1番最初に読んだ中川ひろたかさんの絵本は『歯がぬけた』でした。
この絵本で、大好きになった作家の1人です。
うちの子は、幼稚園の年長さんで、ちょうど乳歯が2本抜けたところだったんです。
タイムリーな話題で、すぐに飛びつきました。
大人になると、すっかり忘れてしまっていませんか?
子供の頃、歯が抜けたってことも...それがどんな感じだったか、なんてことも。
子供の歯が抜けて、この「歯がぬけた」を借りてみて、なんか、すごーくなつかしく、昔のことを思い出しました。
はじめて歯が抜けた主人公の男の子、抜けた歯のところにストローをはさんで口を閉じたまま、ジュースが飲めると喜んだり...
歯が抜けたところに、コーンをはさんで歯みたいにしてみたり...そういうの、やった、やった。
一生懸命、「永久歯」の説明をしているお父さんに、「なんだか、『れいきゅうしゃ』とにてる」と言って怒られたり...
せっかく大事にガラスびんにしまったのに、「えぇ、とっておくの?捨てちゃいなさいよ。」なんてお母さんに言われる。
それに対して、「えぇ、捨てちゃうの。それって、『燃えるゴミの日』?『燃えないゴミの日』?」なんてやりとりも、実に楽しい。
そして、抜けた歯をどうするか?男の子が考えたアイデアは、おじいさんになった時に、この乳歯で入れ歯を作ろう!というもの。
なんだか、子供っていいよね(^^;;;