タンタンの冒険シリーズは、以前フランスに住んでいたときにその魅力にハマってフランス語版を全巻揃えました。
日本に帰って来てから、日本語版も集めているところです。
この「ソビエトへ」は、タンタンシリーズのなかでも異色の1冊。
タンタンの原点ともいえる作品です。
雑誌社のレポーターのタンタンが、当時は東西対立の壁の向こうの国であったソビエトへ単身冒険に出かけていく、、、という内容です。
書かれた時代背景もありますが(なにせまだロシアじゃなくてソビエトの時代ですからね・・)、他のシリーズに比べると、全編白黒だしコマも大きく、全然雰囲気が違います。
タンタンのトレードマークの前髪は、すでにしっかりタンタンっぽいのですけれどね。
でもストーリー的には、次から次に危機がやってきて乗り越えていくところなど、以降のシリーズを彷彿とさせます。
ここからタンタンが始まったんだなーと実感できる1冊です。